1週間前に発達検査を受け、その結果を心待ちにしていました。
ソワソワしつつも、ちょっと楽しみな気持ちもありました。
遠方だったので早めに出発したら、30分前に到着。
付近を散歩したり、待合室で手帳に聞きたいことをメモして過ごしました。手帳を持って行っていてよかったです。
これから発達検査へ行く方へアドバイスするとすれば
- 手帳を持っていく←超大事
- 診断がついて療育を受ける場合は意見書や診断書が必要か確認して、必要なら手続きする
ことをおすすめします
検査内容ともらえる書類について
今回受けたのは 田中ビネー知能検査Ⅴ。
当日もらえたのは検査の結果と自閉スペクトラム症の説明が書かれた紙のみでした。
ほとんどが口頭での説明になるので、たくさんメモを取りました。
診断の証明として使える書類はなく、療育などを受けるためには市役所に証明書を申請する必要があるそうです。
園からも診断の書類(意見書のコピー)を提出するように言われました。
その際に必要な「意見書・診断書」は、こちらから依頼しないと発行してもらえません。
しかも有料で、意見書は1,100円、郵送をお願いするとさらに480円。
正直、最初から必要だとわかっていたら、結果を聞いた時にお願いしておけばよかったなと感じました。…480円モッタイナイ。
結果と診断

診察室でまずはこちらの田中ビネー知能検査の結果を渡されます。
IQは104 平均でした。
長男の特性について説明があり、そこから「自閉スペクトラム症に該当する」と伝えられました。
- 刺激を好む傾向
- 次の課題が出るまで待つのが苦手
- 状況と合わせて理解するのが苦手
(これいくつ?と聞かれて「いくつ」という言葉を知らない時に状況から推測できない)
(集団行動が苦手なのはこれが原因かも) - 相手の心情を察するのが苦手
(長男が喋ったことを聞き返すと全く同じ言葉を返す。相手が理解できるように説明し直さない) - 人と物に同じぐらい興味が向く
(一般的には人に興味が向きやすい) - 不確定なものが苦手
(どこに行くのかわからない、予定がわからない状況を不安に思う) - 多動の傾向あり
自閉スペクトラム症の診断はついたものの、これは一生固定されるものではなく、
療育でのリハビリや成長の過程で診断が外れることもあるとのこと。
ADHDの特徴である多動も指摘されましたが、ADHDの診断はつきませんでした。
今回行った病院では小学校入学前の子にはADHDの診断をしないとのことです。
理由は、小学校入学前や中学校入学前に多動はぐっと成長するから。
もしその時に今の様子と変わらなければADHDと診断されるようです。
また、現在は広い範囲で発達障害の診断をつけているのは、支援を受けやすくするためだそうです。
今後は、
- 療育でのリハビリを定期的に行う
- 半年に一度、発達検査を受ける
- 遠方なので、近場の療育先を探す
という流れになりました。
質問とアドバイス
手帳にメモしていたことも聞けました。
• 登園しぶりについて
→ お母さんの負担になるので「休ませる」基準はなく、園に行けるように工夫する。
先生に伝えて配慮してもらう(例:運動会の練習を見学させる)。
→ 本人には「やりたくないことはしなくても大丈夫だから、明日は園に行こうね」と前日の夜に声をかける。
• 甘え(着替えや抱っこなど親が対応してしまうこと)について
→ 無理に突き放すと逆効果なので、できたときにしっかり褒める。気長に成長を待つ。
感想
診断がついたことはショックで、帰りの車で少し涙が出ました。
でも同時に、これまで子育てが大変だった理由がわかって安心もしました。
支援が受けられることへの期待と、療育に通う大変さへの不安が入り混じっていました。
長男の特性を聞いて「本当にその通りだ」と思うと同時に、
親だけではここまで気づけなかっただろうとも感じました。
なぜなら他の子の発達を知らないから。
次男を育てて、その育てやすさに驚いたことも発達検査を受けようと思ったきっかけでした。
専門家の先生が多くの子どもを見てきた客観的な視点から教えてくれたことは、とてもありがたかったです。