4歳長男の発達相談を受けてきました。今回で3回目。
「発達相談を受けてみたい」と思っても、
実際どんな流れで、どんなことを話すのか不安な方も多いと思います。
そこで今回は、私が実際に受けた発達相談の体験をまとめます。
もちろん相談先によって違いはあると思いますが、一例として参考にしていただければうれしいです^^
これまでのあらすじ
今回の相談先に行くのは3回目。
発達相談を受けたいと思ったのは、長男が2歳ごろ。保育園への行き渋りがきっかけでした。
- 2歳健診では心理士さんと面談。「様子を見ましょう」とのこと。
- 3歳健診でも心理士さんと面談。「この月齢ならもう少し落ち着きがあってもいいかもね」と言われ、病院を紹介していただきました。
しかしその病院は人気で、予約が取れたのはなんと1年後…。
待っている間に他の病院も探そうと考え、縁あってお世話になったのが今回の相談先です。
小児科の医師と心理士さんとの短時間の面談。長男と一緒に訪問し、様子を見ていただきました。
食べムラがひどく、園では給食を完食するのに、家では白ごはんにふりかけしか食べない長男。
「イライラの原因は栄養バランスかも?」という不安があり、毛髪検査を受けることになりました。
毛髪検査、手軽に受けることができます。
不安を感じているなら、安心材料になりますよ。
2回目は親だけで訪問し、小児科の医師に1時間のカウンセリングを受けました。
内容は毛髪検査の結果について。詳しくは別記事にまとめる予定です。
結果から見えてきたのは「牛乳の飲み過ぎが原因かも?」ということ。
当時、我が家では1日1リットル以上の牛乳を消費し、長男もガブガブ飲んでいました。
しかも、長男は少し牛乳アレルギーもあるんです。
そこで一旦、家では牛乳を控えてみることにしました。
さらに「成長発達の段階がわかる質問集」をいただき、
月1でできる/できないを記録していくことに。
「もう少しでできそうなこと」を遊びに取り入れるのが、成長を促すことにつながるそうです。
発達相談で話したこと
- 牛乳をやめてみて → ご飯はよく食べるようになったけれど、量が増えただけ
- 質問集の見方
- 園での様子
家でもしっかり食べられるようになりました。
でも長男が食べるのは「ふりかけご飯」「ピザトースト」「お菓子やアイス」ばかり。
食生活が大きく改善したわけではありませんが、時々「食べてみようかな」となることも。
食卓に好きなものを出すようにしたのは良かったと思っています。
質問は「社会面」「言語面」「知覚面」「身体面」に分かれています。
できるようになった数で、発達のデコボコを把握するそうです。
長男は社会面・言語面は伸びている一方で、知覚面・身体面は少なめでした。
つまり「考える力やコミュニケーションは得意だけど、体や指先が思うように動かずイライラすることがあるかも」ということ。
最近は便利な世の中になり、生活の中で自然に体を使う機会が減っています。
昔の生活を思い出して「体のいろんな動きを練習できる環境」を意識的に作るといいそうです。
(動画は見せないように、とのアドバイスもありました)
最近は登園を嫌がることも少なくなりました。
先生が長男の特性を理解して、柔軟に対応してくださっているからです。
- 昼食では、近くで友達が話すと怒ってしまうため、少し離れた場所で食べさせてくれる
- 行動の切り替えが難しいことも、無理に合わせず本人のペースを尊重してくれる
今の担任の先生は理解が深いですが、
先生によっては「みんなと同じように」と諭す場合もあります。
その時は母親が盾になってあげるように、とのアドバイスをいただきました。
相談して良かったこと
- よく食べるようになった
- 成長のデコボコとの付き合い方を教えてもらえた
- 先生との関わり方のアドバイスをもらえた
疑問に感じたこと(個人の感想です)
魚やキノコを粉末にしたもので、料理に取り入れやすい食品。
実際に買って使ってみて「栄養もあるしおいしい」と思いましたが、
長男は嫌がって食べず、結局親が食べました。
ただ「これさえあれば全て良くなる」というような雰囲気に、
なんかちょっと、、大丈夫?って感じました。
スプレーを吹きかけると物質が変わるんですって。
市販の惣菜や冷凍食品って、なんだか食卓に出すの罪悪感がありますよね。
そんな時でもスプレーをかけると「大丈夫になる」そうで。
…なんじゃそりゃ。
長男の片手に金属の棒を持たせ、片手に小瓶を持たせ、レーザーを当て「これは良い」「これはイマイチ」と判定。
・・・何が?
信じる人は救われるのかもしれませんが、私には合わないなと感じました。
親として大事にしたい視点
私は「子どもを無理に伸ばす」ことよりも、
- 自信を持って
- 健やかに
- 安心して生活できる
その環境を整えることが大事だと感じています。
そして私の目標は「ラクに気楽に子育てすること」。
教えてもらったことを取り入れたり、スルーしたりしながら、これからも子育てを続けていきます。
環境や教育で操作できる範囲は限られているそうです。
親が頑張って一時的に成績を伸ばしても、補助がなくなれば本来の特性に戻る、とも。
最近は小学生や中学生の自殺率が高まっています。
親は子どもの能力を引き上げるためにがんばるのではなく、
能力を認めて過ごしやすい環境を整えることに力を注ぐべきだと感じています。
こうした方がいい、こうすべき と言われていることはたくさんあるけれど
ママが幸せで、子どもの主張を聞き入れるぐらいの余裕があることが大事だと思っています。
だから、そのためにも「ラクに気楽に子育てすること」
私は心がけていきたいと思っています。
まとめ
発達相談を受けると、専門家から客観的な視点をもらえて
園や家庭での関わり方を整理するきっかけになります。
私の体験談はあくまで「一例」ですが、
食事や発達のデコボコを知るための質問集はとても参考になりました。
もし、子どもの発達について悩んでいるなら、
違う視点に気づくだけで少しラクになれるかもしれませんよ。