人生でプレイするゲームを間違えてた話

自分は周りとは違うゲームをプレイしていたのかもしれないと気づきました。

きっかけは、女性ASD(自閉スペクトラム症)当事者のYouTuber・NINOさんの動画。
もともと私は精神科医・益田先生のYouTubeをよく見ていて、
そのコラボ動画からNINOさんを知りました。
そこから彼女のチャンネルを見始めたのですが――正直、かなり衝撃を受けました。


私がずっと感じていた「生きづらさ」

昔から、人とのコミュニケーションが苦手でした。
会話したあとに「あれでよかったのかな」「変なこと言っちゃったかな」と悶々と反省することばかり。
相手と話すこと自体に抵抗感があり、「普通に話す」ことがどういうことなのか、ずっとわかりませんでした。

そんな中で見たNINOさんの動画に衝撃を受けました。

内容はざっくりこんな感じ。

  1. 普通がわからない
  2. 正解がわからない
  3. 間(ま)がわからない
  4. 相手の視点がわからない
  5. 意義がわからない

この内容を聞いて、「ほんまそれーーーーー」と思いました。


世界の“見え方”が違っていた

これまで「自分はちょっと不器用なだけ」と思っていました。
でも、NINOさんの話を聞いて衝撃を受けました。
どうやら、そもそも世界の捉え方そのものが違うらしいのです。

普通の人は、言葉を「感情とリンクさせて使う」。
でも、ASDの人は、言葉を「道具(ツール)」として使う。
たとえば、箸やスプーン、鉛筆のように。

また、普通の人は「会話の中で」学んでいくのに対し、
ASDの人は「他人の会話を見て」学ぶそうです。

この説明を聞いたときも、「ほんまそれーーーーーー」でした。


英語版のゲームを日本語だと思ってプレイしていた

この感覚を、私はゲームにたとえると

他の人(定型発達の人)が日本語版の人生ゲームを遊んでいるのに、
私は英語版を、日本語版のつもりでプレイしていたようなもの。

書いてあることがよくわからないから、失敗を繰り返しながら学ぶ。
一方で、普通の人は最初からルールを理解している。

NINOさんはこう言っていました。

定型発達の人がどうするのかを学ぶことで、生きやすくなる。

つまり、英語のゲームを遊ぶなら「英語を学べばいい」ということです。


今、気づけて本当によかった

この話を聞いて、「今、気づけて本当によかった」と心から思いました。
もし知らずにこのまま過ごしていたら、
ずっと「なんで自分だけ生きづらいんだろう」と悩み続けていたと思うから。

まだ正式な診断結果は出ていません。
でも、ASDの特徴に当てはまる部分が多くて、ようやく納得できた気がしています。

これからは、「自分は違うゲームをしているんだ」と前提を理解したうえで、
少しずつ“攻略法”を見つけていこうと思います。

NINOさんの動画はこちら。
やさしい雰囲気で見やすいです。

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